家の換気 理由解説!第1,3種換気って?

健康な家

2003年から建築基準法によりホルムアルデヒドなどの有害物質を制限したり、
家の24時間換気システムの設置が義務づけられました。

理由はホルムアルデヒドなどによる健康障害【シックハウス症候群】です。

シックハウス症候群の症状目がチカチカする・肌の乾燥・のどの乾燥、イガイガ・鼻水・咳・頭痛・吐き気など様々あります。

新築の建物に多い症状だと思われますがこの表↓を見ると3年目まで濃度が多いことがわかります。

新築のシックハウス症候群はいつまで?期間と対策を簡単解説 (sunyou-namazu.co.jp)

4年目から濃度が低くなってますが0にはなりません。新しい家具や新建材からホルムアルデヒドが揮発するからです。


新建材とは塩化ビニルやポリエステル、プラスチックなどを加工して作られた建材

無垢材以外の床材洗面台などの化粧板、クローゼット、扉、ドアには新建材が使われており、接着剤にもホルムアルデヒドが含まれています。

また、お部屋のビニールクロスの壁紙や、ソファやテーブルなどの一般的な家具にも含まれているので意外とシックハウス症候群は身近な存在なんです。

24時間換気とは

24時間換気とは:室内を1日中換気して、常に空気の入れ替えが行われる仕組み

↑こういうのみたことありますよね?↑
(2023年5月今現在のアパートのです)

これが一般的なアパートや建物に取り付けられている24時間換気です。

基本的には常に開けた状態にして部屋に外の空気を入れ込みます。

排気口はキッチンの換気扇や、洗面所、トイレなどの換気扇が排気になっていることがほとんどですね。

実は換気方法は3種類あります!

24時間換気システムとは? 種類ごとの特徴やお手入れ方法について解説|Libook|近鉄不動産株式会社 (kintetsu-re.co.jp)

先ほどの画像の換気方法や、
一般的に多く採用されているのが第3種換気です。

ハウスメーカーや工務店によって予算をあげたりグレードを上げることで第一種換気にすることができます。

ちなみに第2種換気は室内に湿気がたまりやすいなど、その換気方法から家には適さずほとんど採用されていません。

第1種換気

24時間換気システム 戸建住宅用 | 換気扇 | 空調・換気 | Panasonic

第1種換気とは排気も給気も機械によって換気します

メリット

  • 強制換気:外が無風でも機械の力で換気できる。またにおいの除去の効果もある。
  • 湿気を排出:特に浴室やキッチンなどの湿気が多い場所も換気で湿気を抑制できる
  • 空気の浄化:空気中の不純物や汚染物質を除去するフィルターが備わっている
  • エネルギーの効率:熱交換器によって快適な室温に保てる

デメリット

  • 乾燥しやすい:強制的に換気しているため風を感じたり、乾燥しやすくなる。
  • 騒音や振動:換気装置により騒音や振動を感じる場合がある
  • 初期費用とメンテナンス:第一種換気の導入の初期費用がかかる。また、フィルター交換、定期的なメンテナンスが必要
  • ほかの換気方法と比べて電気代がかかる

第3種換気

24時間換気システム 戸建住宅用 | 換気扇 | 空調・換気 | Panasonic

第3種換気とは排気を機械または自然に排出する換気

メリット

  • 自然の風を取り込める:1種は窓を開けると換気効率がわるくなるため
  • 住んでる人が換気の調整できる:1種は常に機械を作動させないとダメ
  • コストが低い:自然の換気が主体のため電気代や、初期コストが低い、メンテナンスもしやすい
  • 災害時も機械に依存しないため換気できる

デメリット

  • 換気効率は1種のほうがいい
  • 外の天候に左右される:雨や、雪、花粉の時期など換気の効果が下がる
  • セキュリティ:窓や、通気口を開けることが多いので泥棒、盗難のリスクがある
  • エネルギー効率:自然換気によって冷暖房が逃げやすく、空調の効率が1種に劣る

第2種換気

24時間換気システム 戸建住宅用 | 換気扇 | 空調・換気 | Panasonic

第2種換気とは給気を機械、排気を自然に排出する換気

家に向いていない理由

機械で外気を取り込み、排気は自然に排出していて
外気を取り込む力が強く、室内の気圧が高くなることで外からの空気内のほこりや汚染物質が入るのを防いでいる。(病院、工場のクリーンルームなど)

外気が寒いと取り込んだ寒い空気が第2種の特性で出られず、湿気が部屋の中でこもり結露が発生してしまう。

まとめ

自分たちの理想の家はどういう家なのか、24時間機械で換気するのか、それとも自然の空気も取り入れた換気するのか。換気方法も家と住む人に、とっても大切なのでよーく考えて決めてほしいと思います。

長い目で見たときに自分たちが後悔しない換気方法を選びましょう。

ちなみに我が家は第3種換気を選びました。

全館空調にあこがれていた妻にとっては少し未練があるようですが(笑)

理由としては

  • 導入コストが高い。(予算的に無理)
  • 機械だから壊れるのが心配(日本は地震や大雨、落雷とか災害多いから)。機械を止めると室内によどんだ空気や湿気が溜まってしまう。
  • なによりフィルター交換とか、お掃除とか、定期交換とか、こまめにできる気がしない。。。そして、田んぼの土地だから給気口に虫とか多そう、、無理だ、、、

でも、あこがれがある

  • 家のどこも同じ室温とか住みやすそう!(ほとんどみんなリビングで過ごすと思うけど)
  • 花粉症の僕たちには第1種換気で住んでみたかった
タイトルとURLをコピーしました