家の断熱材って?

家作り

断熱材の基礎知識

断熱材とは家の外の空気(暑い空気、冷たい空気)を家の中に伝わりにくくする素材のこと

工務店、ハウスメーカーによっては採用している断熱材が決まっているので
自分が採用したい断熱材を扱っている工務店、ハウスメーカーをお勧めします。

(予算を上げることで断熱材を上位に変えることも可能です)

工務店、ハウスメーカーが取り扱っている断熱材の多くはこちらになります

断熱材の種類

主な断熱材
  • グラスウール (最も採用が多く標準なこと多い)
  • セルロースファイバー(性能、価格、環境のバランスがいい)
  • 硬質ウレタンフォーム(グレードアップで選べる)
  • 吹き付け硬質ウレタンフォーム
  • フェノールフォーム(性能高い 採用少ない)
  • その他:羊毛・炭化コルク (自然素材、採用少ない)

僕が実際にハウスメーカー見学やいろんな工務店のホームページをみて調べた結果です。

グラスウール

無機繊維系の断熱材で繊維の間に空気を含むことで熱をつたわりにくくする

原料:ガラス

10K、16K、20K、24K、32Kのランクに分けられる。数字が多いほうが断熱性能がいい

Kとは:㎏ということを示していて重さ=Kが増えるほど断熱性能がアップする!

我が家の屋根の断熱に使われています

メリット デメリット
コストが安い施工によって性能が下がる
原料がガラスで燃えにくい水を含むと性能が下がる
耐久性が高い

セルロースファイバー

木質繊維系の断熱材で自然素材の断熱材。

原料:ホウ酸入りの新聞紙

グラスウールより優れた断熱性能、環境にやさしい、調湿、防音・吸音、防火、ホウ酸による防虫効果

メリットデメリット
グラスウールに比べ性能が高い施工の時間がかかりコストも高い
調湿効果があり結露に強い施工不良だと沈下し性能低下につながる
防音・吸音効果がある

硬質ウレタンフォーム

発砲プラスチック系断熱材、正式名称はポリウレタンフォーム

原料:ポリウレタン樹脂

軟質ウレタンは台所スポンジ、クッション 半硬質ウレタンはベッドのマットレスなど

メリットデメリット
断熱性能が高いコストが高い
耐久性が高い耐火性能が弱い
耐水性が高いシロアリに弱い

吹き付け硬質ウレタンフォーム

吹き付け断熱:複雑な箇所、構造に断熱材を吹き付け発泡、硬化させて気密性を高める

特徴

壁などに吹き付け発泡、硬化することで接着力があり断熱性が高くなる。高い断熱性はもちろん気密性、防音性、形状変化に優れている。

スキンカットをすると透湿しやすくなり性能が下がってしまう。

スキンカットとは:施工不良で断面を均一にするため硬化した箇所をカットすること。

フェノールフォーム

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ネオマフォームとは | ネオマフォーム・ネオマゼウス【旭化成の断熱材】 (asahikasei-kenzai.com)

発泡プラスチック断熱材を発泡硬化させたもの

原料:フェノール樹脂

フェノールフォームを製造販売しているのは
旭化成(ネオマフォーム)とフクビ化学工業(フェノバボード) の2社のみ

我が家の壁の断熱材に使われています

メリットデメリット
断熱性能 最高峰☆コストが高い 高級
耐水、耐久性、耐熱性に優れているシロアリに弱い
経年劣化しにくい

その他:羊毛、炭化コルク

天然の自然素材を加工した断熱材

原料:羊の毛、コルクかしの樹皮

羊毛厳選した羊の毛を洗い、熱で接着させたもの

炭化コルク高温で圧縮したもの スペースシャトルの断熱材に使われている

メリットデメリット
断熱性はグラスウール並み採用している住宅会社が少ない
環境、体にやさしいコストが高い
羊毛:調湿性が高い羊毛:施工不良だと性能低下
コルク:吸音、調湿性が高いコルク:施工がしづらい

まとめ

断熱材はそれぞれメリットがあればデメリットもあります。
自分たちの理想や予算にあった断熱材を選んで、建ててから後悔しない、この家でよかったと思える家づくりをしていきましょう

ちなみに僕たちの家に採用している断熱材硬質ウレタンフォームフェノールフォームです。
断熱性能にこだわりたくて、断熱性能の高い発泡プラスチック系を探していました。

栃木県でいろんな工務店、ハウスメーカーの取り扱っている断熱材を調べ、
一番我が家の理想の断熱材を採用しているのが雅工務店でした。

皆さんも予算や、断熱の性能、理想の家のため自分たちにあった工務店、ハウスメーカーを探してみてください!!

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